IPA茨城写真家協会展2008
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●出展者
石川典人 一色一成 稲田浩男 稲田佑樹 海老原豊 及川隆史 大森通明 小沼 渉
斉藤佳代子 新垣宏久 高野経将 田澤 純 土岐 帆 長屋 陽 水谷 昇 渡部 仁
主催 : IPA茨城写真家協会
実行委員長 新垣宏久
2008年10月1日(水)-10月13日(月)ご来場ありがとうございました。
入場無料・休館日10月6日(月) 9:30-17:00(最終日は16:00まで)
会場/茨城県陶芸美術館県民ギャラリー
「地球温暖化」。いまやことばだけが氾濫しすぎた感さえあるこの問題を、あえて今回の茨城写真家協会展のテーマに選んだ理由は単純だ。人類はまさに分岐点に立っている。今この時点でわれわれが何を選択するかが、未来の地球のすすむ方向を決定づける。もう「別の機会」はめぐってこないからだ。
この問題の難しさは、われわれの生命が宿る唯一の星である地球の未来を守ることは人間の生存本能である一方で、より豊かで便利な生活、あるいは国や社会、会社や個人の経済的発展を追及するのもいわば人間の本能であることだろう。そしてその選択の際には、わが身のことだけでなく、われわれの子どもたち、孫たち、そのまた次の世代のことを見る視点が必要なことだ。飢餓、病気、戦争、災害、社会的不平等。人間はあらゆる問題と闘ってきた。しかし「気候変動」の問題ほど、人間がその解決方法をひとりひとりのこころの内にみつけなければいけない問題はかつてなかったかもしれない。
この地球(ほし)に生きるすべてのいきものにはそれぞれの役割があろう。 母なる大地から享受する恩恵とひきかえに、いきものたちはそのあたえられた役割を果たすことで地球というおおきなエコ・システムに還元している。この、ギブ・アンド・テイクのバランスが生命の絶対条件だ。
しかしわれわれ人間は地球から受け取ったものに見合うものを返してきただろうか。 一方的に地球から奪いつづけてきたのではあるまいか。
地球環境を自分たちのちからで変えることのできる動物は人類だけだ。 人間はその能力をいままでは環境の破壊という負の方向でだけ使ってきた。 しかしわれわれが今見据えるべきは、人間の影響で加速する地球の気候変動を食い止め、この星を分かちあうすべての生命を救うことができるのもわれわれ自身以外にないということだろう。そしてその役割を果たすことは、人間が地球の生命の一員に帰ることであり、人間としてのプライドを取り戻すことではあるまいか。
この地球(ほし)の未来を救うことはすべての人類にとって「生きること」それ自体に違いない。
そして写真家にとって写真による表現は生きることである。 自身のこころの内の答えを求めてわれわれはまたカメラを手に取った。自分たちの無力さに打ちひしがれながらも、「写真のちから」を信じて。
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2008年10月1日(水)-10月13日(月)ご来場ありがとうございました。
入場無料・休館日10月6日(月) 9:30-17:00(最終日は16:00まで)
会場/茨城県陶芸美術館県民ギャラリー
〒309-1611 笠間市笠間2345番地(笠間芸術の森公園内)TEL:0296-70-0011 FAX:0296-70-0012
■電車 JR常磐線で上野〜友部駅(特急70分)
友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車
■タクシー 笠間駅から利用して5分(徒歩30分)
■車 北関東自動車道・友部インターから10分
常磐自動車道・岩間インターから20分、水戸インターから30分
《駐車場》笠間芸術の森公園北駐車場をご利用ください。
●会場への生花は禁止されております。お送りいただいてもお受け取りできませんのでご了承ください。
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